ワークショップA活動報告

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 ワークショップAは、現在、教員2名と学生6名で活動しています。基本的に火曜日の午後に活動が行われます。和気あいあいとした雰囲気ながらも、日々活発な議論がなされています。

 テーマは、「石巻市、東松島市及び女川町における定住自立圏構想に関する研究」です。地方では、大幅な人口減少や急速な少子高齢化が見込まれ、国や地方自治体ではその対応が急務となっています。そのような中で、総務省で推進されているのが「定住自立圏構想」です。これは、地方において安心して暮らせる地域を形成するために、近隣市町村同士で圏域を形成し、圏域の抱える諸課題に対応しようとするものです。まだ10年も経っていない取り組みですが、すでに全国各地で行われています。

 私たちは、この定住自立圏構想について、石巻市、東松島市及び女川町で議論されている「石巻圏域定住自立圏」に着目し、今後の圏域のあり方について研究を行っています。石巻圏域定住自立圏では、東日本大震災の影響により圏域の具体的な取り組みに関する議論が停滞状態にあります。この状況の改善に少しでも貢献するべく、一年間で調査を行い、最終的に政策提言を行う予定です。

 本稿執筆段階では、まだ活動を開始して一か月しか経っておりませんが、すでに文献調査や2市1町へのヒアリング調査を行っています。特に、2市1町へのヒアリングでは、各役所職員の方々から貴重なお話を伺ってきました。現地の「生の声」を聞くことの重要性を感じることが出来ました。今後も、これらの調査を継続して行いつつ、政策提言を行う分野の選定や、先行事例地域へのヒアリング調査等を行う予定です。

 まだまだ先の長い活動ではありますが、ワークショップAメンバー一同、全力で取り組んでいきたいと思います!今年9月に続報のニューズレター、1年後には最終報告書も公共政策HPに掲載されますので、どうぞ1年間、ご注目頂ければと思います。

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