ワークショップA活動報告

 ワークショップAの研究対象は、「人口減少社会における地方行政のあり方」です。特に、東北地方の中でも、人口減少スピードが速い秋田県を対象として、現場重視の調査研究活動を進めています。

 政策には、①問題解決力があること(問題特定の適切さ、問題解決のロジック)、②実現可能性があること(制度、財源、関係者の理解・協力等)が求められます。

 そのため、本ワークショップでは、4∼5月に、「地域経済分析システム : RESAS(リーサス)」を活用し、秋田県の現状・将来像を分析するとともに、これまでの政府の取組の概観や文献購読によって基礎知識の習得に努めました。

 5月中旬には秋田県庁を訪問し、全県的な視点からの課題と、県の多様な取組(結婚支援、Aターン支援、元気ムラ、GB(じっちゃん・ばっちゃん)ビジネス等)についてヒアリングを行いました。

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 さらに、より地域に近い自治体として、秋田県横手市(平成の大合併により8市町村が合併)を訪問し、地域の様々な課題の実情(除雪、お祭り・伝統文化の継承、農家・商店街の承継等)と、市の取組(よこてFun通信、なべっこ遠足in東京)について聞き取りを行いました。

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 こうした現地調査と並行し、ブレインストーミング、SWOTやマインドマップなどを活用して、検討の方向性を議論しています。

 今後は、①秋田県の優位性を活かした政策、②先進事例を参考にブラッシュアップさせた政策などの検討を行っていきたいと考えています。

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