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ワークショップDが「東北ESD/SDGsフォーラムin仙台」で成果発表を行いました。

 2019年度公共政策ワークショップⅠD(以下「WSD」という。)は、「SDGsの達成を目指した協働プロジェクトを企画する」というテーマで1年間の活動を行いました。

 WSDの活動内容は、対話プロジェクト、協働プロジェクト、学びプロジェクトの3つで構成され、これらをベースとして、「多様性が尊重される社会」、「多様な意見に耳を傾ける社会」、「誰しも排除されない場づくり」、「機会の平等が確保され、所得、教育などの格差が最小化される社会」など、SDGsの基本理念である「誰一人取り残さない包摂的な社会」を実現することを目指しました。

 WSDでは、実社会でSDGsの達成を目指して活動している団体等と協働して実践活動を行うこと自体を活動の目的とし、学びプロジェクトは、持続可能な開発のための教育(ESD)の支援を行うNPO団体である東北地方ESD活動支援センターの活動に参加しました。

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 東北地方ESD活動支援センターでは、毎年1回、東北地方の教員、企業、各種団体等のESD関係者が一堂に集うESDフォーラムを開催しており、2019年度は「東北ESD/SDGsフォーラムin仙台―東北の未来をつくるSDGs」と銘打って、2月9日に仙台国際センターで開催されました。WSDは、このフォーラムの企画段階から準備活動に参加するとともに、宮城県におけるESD/SDGs活動団体として、その成果をフォーラムで発表することになりました。

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 同フォーラムには、東北一円から150名近いESD関係者が集まり、東北6県の代表として、大学教員、高校教員、NPO団体理事長、市役所職員等がそれぞれESD/SDGs活動の成果を発表しましたが、その中で唯一、学生として発表の機会が与えられたのがWSDでした。

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 発表では、学びプロジェクトの成果である、大学におけるSDGs教育の在り方について説明するとともに、学生の立場からSDGs教育を受ける意味や、就職活動を控えた学生として企業とSDGsの関係などに言及して、教員や企業関係者の笑いを誘うなど、堂々たる発表振りを見せました。また、東北各地のESD/SDGs活動と自分たちのSDGs活動を比較対照してその立ち位置を見直すなど、さらなる学びの場となりました。

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 「東北ESD/SDGsフォーラムin仙台」は、1年間のワークショップ活動を通じてWSDメンバーが大きく成長したことを証明し、さらに伸びていく機会となったようです。

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