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東北公共恒例の新入生3分プレゼン

 東北大学公共政策大学院には「政策調査と論文作成の基礎」という必修科目があります。1年生は、4月中旬から6月中旬にかけてこのインテンシヴな授業をとおして大学院で研究を遂行するうえで必要となる基本的スキルを身に付けます。

 東北大学公共政策大学院における研究は、国や自治体が抱えている問題について調査・分析するだけでなく、その問題に対する解決策を提示することを求められます。それも机上の空論ではなく、実現可能性が高く、説得力のある解決策を提示しないといけません。そのためには、まず国や自治体における現行の取り組みを丁寧に調査し、問題の構造を浮き彫りにすることが重要な課題となります。

 「政策調査と論文作成の基礎」の第1クールでは、東北公共の中核科目である公共政策ワークショップにおいてどのようにして調査(文献調査と現地調査)を遂行するのか、調査結果を踏まえてどのようにして解決策を論理的に構築するか、また、どのように論文やプレゼンテーションを準備すれば解決策をわかりやすく発信できるかといった点についてレクチャーがおこなわれます。その後、学生には2週間程度の準備期間が与えられ、特定の問題について個別に調査をおこない、調査結果と解決策に関する小論文を執筆することが求められます。第1クールの最終日には全員3分間の制限時間で小論文の内容に関するプレゼンテーションをおこないます。

 今年度は、5月11日にオンラインでプレゼンテーション大会が開催されました。各人がプレゼンをした後に他の学生と質疑応答をおこない、プレゼンごとに担当教員がコメントをするという形で31人の履修者が全員無事に東北公共の通過儀礼をクリアしました。オンラインであったのにもかかわらず白熱した議論が展開され、新入生の皆さんには東北公共の学風を実感していただけたのではないかと思います。

 6月中旬まで第2、第3クールと道場の特訓のような授業が続きますが、学生の皆さんは、ぜひ最後まで気を抜かずに頑張ってください。掲載した写真は、学生によるオンラインプレゼンの様子です。

オンラインプレゼン1  オンラインプレゼン2

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