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公共政策ワークショップⅠ中間報告会の開催報告


中間報告会会場

 東北大学公共政策大学院では、30名の1年生が4つのワークショップに分れて行政が抱える課題・問題について研究を進めています。8月12日には、各ワークショップの中間報告会がおこなわれました。

 新型コロナ・ウイルスの影響で当初はワークショップをはたして実施できるのかという難題が浮上しましたが、毎週の健康管理チェック、三密防止の徹底、ワークショップ担当教員間の小まめな情報交換と運営方針の調整などにより、例年より若干開始が遅れたものの、今年もワークショップの活動をスタートさせることができました。各ワークショップは、オンラインでの聞き取り調査のみなならず、「現場主義」の慣例にのっとり、聞き取り先の皆様の御協力を得て、フィールドワークも実施しています。


 中間報告会では、以下の4つの報告がおこなわれ、その報告に基づきディスカッションが展開されました。

    
プロジェクトD「なぜ地域振興にとって農業が重要なのか?農地と担い手の課題に関する研究」
プロジェクトA「人口減少社会に対応したまちづくり法制に関する研究U」
プロジェクトB「横手市における地域包括ケアシステムの構築および地域共生社会の実現に向けた更なる取組の推進に関する研究」
プロジェクトC「人間の安全保障(Human Security)の有用性及びその国際社会での推進について」



中間報告会 WSB報告

 例年と比較すると各ワークショップのメンバーが作業室で共同作業する時間が限られていたため、報告の際のチームワークがどうなるかという心配もありましたが、報告会の本番では、例年と何ら遜色ないパフォーマンスが1年生の諸君によって発揮されました。各ワークショップの報告に関するディスカッションの時間では、2年生の諸君がフロアを回って各人の発言ごとにマイクの消毒をおこなうサポートをしてくれたおかげで質疑応答が円滑におこなわれました。ワークショップのみならず、大学院の教員・事務員・学生全体のチームワークの良さが改めて印象づけられた一日となりました。

 トップバッターとなったワークショップ Dの報告は、YouTubeで配信され、事前にお申し込みをいただいた25名の方がオンライン見学という形で参加してくださいました。また、お昼休みに開催されたオンライン入試説明会には日本各地から12名の方が参加してくださいました。東北大学公共政策大学院では、今後もオンライン説明会を複数企画していますので、御関心のある方はお気軽に御参加ください。

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