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ワークショップA 活動報告・第1弾

ワークショップA 活動報告・第1弾

 2021年度の公共政策ワークショップTAでは、教員2名の指導の下、7名の学生が「環境・経済・社会の各課題の同時解決を目指した脱炭素地域づくり政策」をテーマに取り組んでいます。

 2050年に二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「脱炭素社会」の実現に向け、我が国でも再生可能エネルギーの導入や省エネルギーなどの取組が急ピッチで進められようとしています。
 私たちはこれらの取組が単に温室効果ガス排出量を削減するのみに留まらず、雇用創出や安全で豊かな暮らしの実現、地域活性化など、地域にとってプラスにつながるようなものにしていくための政策提言を行うべく、活動を始めました。

 最初は文献購読により、再生可能エネルギーの導入による地域活性化の事例や、再生可能エネルギーを主力電源化していく上での課題について学びました。
 その後は東日本大震災の経験を踏まえ災害に強いエネルギー自立的な地域づくりを推進するために行われた取組事例として、環境未来都市やSDGs未来都市、バイオマス産業都市に選定された都市のうちから幾つかの都市について文献調査を行った上で、6月1日に石巻市役所、6月29日に一関市役所、6月30日に東松島市役所にそれぞれ伺い、ヒアリングを行いました。
 これら3市では、担当職員の方々からこれまでの再生可能エネルギーの導入や省エネルギーについての取組、さらに今後に向けた方針などについて、事前にお送りした質問表に沿って丁寧にご回答をいただきました。
 また、ヒアリング後には職員の方々のご案内により、各市における取組事例について視察させていただき、併せてこの問題についての理解をより一層深めることができました。

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石巻市役所でのヒアリング
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石巻市新蛇田地区のグリーンスローモビリティを視察

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一関市役所でのヒアリング
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一関市役所のオフィス製紙機を視察

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一関市八幡沢の小水力発電所を視察
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東松島市役所でのヒアリング

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東松島市スマート防災エコタウンを視察
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スマート防災エコタウン内のバイオディーゼル非常用発電機


 この問題を巡る状況は急速に変化しつつあり、私たちがこれから取り組むべき課題は山のようにありますが、まずは中間報告会に向け、これまでの成果と今後の方向性についての整理を進めているところです。

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