東北大学公共政策大学院Newsletter Vol.16
(2005年7月12日配信)

■東北大学公共政策大学院入試説明会のご案内

本大学院の入試説明会(2006年4月入学志願者向け)を、以下のように開催します。
説明会において、募集要項とパンフレットを配布します。
事前予約等不要ですので、お気軽にご参加ください。

7月13日(水)12:00−13:00
東北大学法学部2番教室(宮城県仙台市青葉区)
所在地 http://www.law.tohoku.ac.jp/map-j.html

7月17日(日)14:00から16:00
京大会館213号室(京都府京都市左京区)
所在地 http://www.kyodaikaikan.jp/access.html

7月17日(日)14:00−16:00
学士会館本館309号室(東京都千代田区)
所在地 http://www.gakushikaikan.co.jp/access_map.html

7月21日(木)13:00−15:00
学士会館本館311号室(東京都千代田区)

7月21日(木)18:00−20:00
学士会館本館311号室(東京都千代田区)

■教員エッセイ

今回は、田口左信助教授のエッセイをお届けします。

人材

田口左信

近年、民間企業への就職活動は、冬休み頃から始まってGW明けには終わるというスケジュールのようです。

僕が官庁訪問をしていた19年前なんて、日経連主導で主要企業が参加する就職協定なるものがあって会社訪問解禁日なんて、いわばカルテルとでもいうべき制度があったのですが。。。

そういうカルテルもどきがなくなって、選択の幅が拡がったのは喜ばしいことだとも思うのですが、その分、就職活動が長丁場になって、就職活動をする各人の精神的・経済的負担も大きく、大学教育がやりにくく(やっぱり学生にとっては就職活動を優先せざるを得ない)なっているのも事実です。

安定した雇用契約である正社員を採用するのだから、じっくり時間をかけるのもわかるのですが、それをやる企業の人事サイドもそれに付き合う学生も、そのコストたるや、大変なものがあるように思います。

さりとて、インターン制度なり試用制度なりを充実させるのも手だとも思うのですが、インターン生という素人を抱え込んだ職場にとっては、いつまでいるかわからない人にどれだけ教育投資をする気になるか疑問なわけですし、教育投資をしないとその人は「使えない」ということにもなりかねません。

「人材」なるもの、それも、そのポテンシャルの評価というのは、本当に難問だと思います。

この長丁場の就職活動の終わりの方に、(もっとも最近は民間に秋採用というのもありますが)、官公庁関係があります。

国家公務員T種採用については、7/7に内々定解禁(内々定という概念自体、法的におかしな気もしますが)でした。東北大学公共政策大学院の場合、T種試験(事務系)に最終合格した上で官庁訪問を行ったのが6名で、それぞれ防衛庁2名、公正取引委員会事務総局1名、農林水産省2名、国土交通省1名という内々定状況です。

1学年定員30名の大学院で、6名しか官庁訪問していないととるか、官庁訪問した全員が採用内々定に至っているとるか、解釈は読者におまかせします。

この後、地方上級職の二次試験等が控えています。この大学院の1期生の就職状況の全貌がわかるまでには、もう少し時間がかかるところです。

自分の時でも精神的にも肉体的にも大変でした。官庁訪問で足かけ3週間、毎日毎日、半日以上役所の待合室で待たされて、何人もの職員と面接して。。。今年、官庁訪問を乗り切った学生には、本当に「お疲れさま」と、これから地方上級職等の二次試験が控えている学生には、「がんばれよ」と、いうところです。

この公共政策大学院が構想段階だった頃、いくつかの省庁の人事担当者にこの構想の説明に回ったのですが、口を揃えて「良い人材を採るだけだ」と言われました。でも、「良い人材ってどんな人材?」と聞くと、人によって回答が異なる状況でした。(当たり前だとも思いますが。)

今でも、日本の公共セクターにとって「良い人材」ってどんな人材だろうと考えながら、ワークショップの運営等に当たっています。

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