東北大学公共政策    

2022年度ワークショップD活動報告・第2弾

2022年度のワークショップDは、教員2名の指導の下で、8名の学生が「パラリンピックのレガシーとしてのダイバーシティ&インクルージョン都市の形成に向けた研究」というテーマに取り組んでいます。

2020年夏期パラリンピック東京大会の開催を契機として、我が国では「ユニバーサルデザイン2020行動計画」を定め、ユニバーサルデザインのまちづくり、心のバリアフリーを推進するための施策を実行する等、パラリンピックのレガシーとして共生社会の実現を目指しています。

私たちは、共生社会ホストタウンである秋田県大館市を「日本一のダイバーシティ&インクルージョン先進都市にする」という目標の下で、都市レベルでダイバーシティ&インクルージョンの社会を実現するために必要な政策提言を行うべく、活動を始めました。

最初は、担当教員からの講義や文献講読によって、心のバリアフリーやまちづくりに関する基礎知識を学びつつ、我が国のこれまでの取組について学び、それを踏まえて議論しました。

6月4日、5日には、政策提言先である大館市で合宿を行い、現地の方々と交流を深めてきました。

1日目は大館市役所に伺い、ヒアリングを行いました。そこで、市長や市職員の方々から大館市の取組と実態、今後に向けた方針等について詳しいお話を伺い、質問にも丁寧なご回答をいただきました。

2日目は、市職員の方々の案内の下で市内の視察を行うとともに、石田ローズガーデンで開催されたボッチャ体験会の運営の補助を行いました。市内視察では、市内の雰囲気を感じつつ、施設内の設備の整備状況等について自分たちの目で確かめることができました。また、ボッチャ体験会では、ボッチャを通じて市民の方々と交流をしつつ、心のバリアフリーの普及に取り組みました。

大館への合宿を通じて、市役所の皆様の取組に対する熱意を肌で感じ、私たちもより一層、提言に向けてのモチベーションを高めることができました。

現在は、具体的な政策提言に向けてメンバー1人1人が調査を続けつつ、まずは中間報告会に向けてこれまでの成果と今後の方向性についてのまとめを行っています。

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