(参考資料)
第2期募集(2016年4月入学用)の入試関係情報

東北大学公共政策大学院入学試験第2期募集
小論文問題(平成28年1月23日実施)

次の4題のうちから1題を選んで論じなさい。

【内政関係】

1.憲法第92条に規定する「地方自治の本質」の趣旨は,地方自治の本来の在り方のこととされるが、一般的に「団体自治」と「住民自治」の2つの要素からなると解されている。
 この2つの要素の趣旨とその関係に関して述べた上で、我が国において、今後、これらを充実させるために、どのようなことをすべきか、あなたの考えを述べなさい。

2.昨今、子どもの貧困が深刻な問題として注目され、国においても、子どもの貧困対策の推進に関する法律(平成25年法律第64号)の制定など対策に乗り出しているところである。そこで、低所得世帯の子どもたちがどのような課題を抱え、それらに対しどのような対策を実施することが必要か、また、対策の実施に当たってどのようなことに留意すべきか、あなたの考えを述べなさい。

【経済関係】

3.昨年12月にパリで開催された気候変動枠組条約COP21において、温室効果ガス排出を世界全体で削減していくための枠組み(パリ協定)が合意された。今後日本としても、温室効果ガス排出の大幅な削減を進めていくために対策を格段に強化していくことが必要となるが、炭素税や排出量取引などの新たな政策に対しては、有効性が期待される一方、経済への悪影響を懸念する声も根強い。温室効果ガスの排出削減のためにどのような政策を講じていくべきかについて、その政策が経済にどのような影響を与えるかを論じつつ、あなたの考えを述べなさい。

【国際関係】

4.1990年代以降、国際社会の平和と安全の分野で国連が主導的な役割を果たせるよう、国連の安全保障理事会(安保理)の機能強化を進めるべきとの議論が高まっている。安保理の意義と役割を踏まえた上で、安保理改革の必要性、これまでの経緯について説明しなさい。また、日本はどのような姿勢で安保理改革に取り組んでいくべきか、あなたの考えを述べなさい。

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