(参考資料)
2012年4月入学用の入試関係情報

東北大学公共政策大学院入学試験
(平成23年10月1日実施)
小論文問題

次の4題のうちから1題を選んで論じなさい。

【内政関係】

1.東日本大震災後の災害応急対策・災害復旧・復興の諸局面を踏まえて、国・地方公共団体・民間が果たすべき(あるいは果たした)役割に関し、種々の議論がなされている。実際の諸事例を念頭に置きながら、誰がどのような役割を果たすべきか、あなたの考えを述べなさい。

2.環境政策における市民参加の必要性は、1990年代から国際的な共通認識となり、日本においても様々な取組がなされてきた。多くの政策領域のなかで、特に環境政策において市民参加が必要とされる理由について、あなたの考えを述べなさい。また、今後、環境政策における市民参加を進める上で想定される課題や問題点についても、併せて述べなさい。

【経済関係】

3.2008年のいわゆるリーマンショック以降、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加の議論など民主党政権下で行われた取組に至るまで、従来の日本の規制緩和の方針について様々な意見がみられている。このような最近の状況も踏まえ、過去の規制緩和に関する議論を概観した上で、今後の日本の経済規制改革はどうあるべきか、あなたの考えを述べなさい。

【国際関係】

4.中国は、この20年ほどの間に、日本にとって最大の貿易相手国になった。その一方で、近年、中国の軍事動向に対して日本の防衛当局は警戒感を強めている。日本にとって重要な経済パートナーであると同時に安全保障上の懸念材料でもある中国を念頭に置き、日本は今後いかなる対外政策を展開していくべきか、あなたの考えを述べなさい。

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