(参考資料)
2015年4月入学用の入試関係情報

東北大学公共政策大学院入学試験
小論文問題(平成26年9月27日実施)

次の4題のうちから1題を選んで論じなさい。

【内政関係】

1.1993年(平成5年)の衆参両議院における「地方分権の推進に関する決議」がなされて以来、地方分権改革(「地域主権改革」を含む。)は内政の主要課題の一つとなった。地方分権改革が進められた背景やその取組みを踏まえたうえで、地方分権改革が国・地方に及ぼす影響と課題について、あなたの考えを述べなさい。

2.近年、人口減少が急速に進み、地域社会の維持や活性化が大きな課題となっており、政府としても「地域再生本部」や「まち・ひと・しごと創生本部」を設置するなどの取組みを強化している。地方自治体の消滅が懸念される中、地域再生のための方策について、あなたの考えを述べなさい。

【経済関係】

3.地方自治体においては、従来から、地域経済の活性化を図るため、公共事業の実施、地域産業の育成、企業の誘致等、様々な施策が行われているところ、これらの施策の中には、工事の発注や物品の調達、税制、公共サービスの提供等において、いわゆる地元企業や誘致企業を優遇するものがみられる。
 このような優遇策が個別企業の経営や企業間競争に与える影響、また、地域経済の自律的で持続的な成長を実現することが重要といわれる点について考慮しながら、地域経済の活性化を図るための施策のあり方について、あなたの考えを述べなさい。

【国際関係】

4.現代の外交における他国の世論の持つ意味について、最近の状況を踏まえつつ、論じなさい。また、これに関連して、日本政府は如何なる取組みを行っていくべきかについて、あなたの考えを述べなさい。

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