東北大学公共政策    

公共政策ワークショップI中間報告会を実施しました

7月18日、19日の2日間にわたって、公共政策ワークショップIの4つのチーム(A,B,C,D)による中間報告会が実施されました。4月にチーム編成がおこなわれて以降3ヶ月に及ぶ研究活動を経て各チームがどのような成果を蓄積してきたのかが披露されました。

トップバッターのワークショップA(WSA)は、「故郷を元気にするオリジナルな地方創生・地域振興政策の研究」について報告しました。各種メディアを賑わせた山形県寒河江市でのフィールドワークの動画を紹介するなど、現場での調査の成果を臨場感溢れる形で視聴者に伝える報告となりました。

 

WSBは、「孤独・孤立対策の推進に関する研究」について報告をおこないました。深刻化する孤独・孤立問題の現状とそれに取り組む現場が直面している課題について、複数のNPOに対するヒアリングから得られた情報を織り交ぜた形で紹介がなされました。

 

WSCの報告テーマは、「我が国の経済安全保障の確保に向けた研究」でした。経済のグローバル化が招いた弊害が顕在化しているなかで、どうやって経済活動と安全保障を両立させるのかという課題について、国家安全保障局経済班などへのヒアリングに基づいた考察の結果が示されました。

 

中間報告会のフィナーレは、WSDの報告「パラリンピックのレガシーとしてのダイバーシティ&インクルージョン都市の形成に向けた研究」でした。「心のバリアフリー」をどのように実現するかについて、先進的な取り組みを推進している秋田県大館市でのフィールドワークを通じて考察するだけでなく、パラリンピックの競技であるボッチャの普及に資するイベントを企画・実施している点についても紹介されました。

各チームの報告に対して、同級生、上級生、そして教員から様々な質問が投げかけられました。これらの質問事項をどのように今後の研究活動に反映させるのかも各チームにとって大切な課題となります。

 

 

今回の中間報告会は、YouTubeで公開し、2日間で 154名の方がオンラインで視聴なさいました。12月の最終報告会も公開する予定ですので、本大学院への進学に御関心をお持ちの方はぜひ視聴してください。

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