堀澤明生先生
東北大学公共政策大学院20周年に寄せて
東北大学公共政策大学院が20周年を迎えたことに、心よりお慶び申し上げます。
私は、2023年度に東北大学に着任しました。WS1の副担当を昨年度一年間、務めるとともに、公共政策大学院にとっての「法学」部分もある程度担当させていただきました。
行政法は「法政策」に関係が深いところですので、私としても、現場を見ることにより自らの研究を法政策学的に発展させていこうという想いを、着任するにあたり抱いておりました。ただ、(当然ながら)思ったよりもそれは簡単なことではなく、各政策分野に対する自身のドメイン知識の不足により、どのように公共政策学に貢献することが可能なのか悩みながら教えることもありました。しかし、学生の皆様にさまざまに教えていただきながら、何とか責めを塞いできたものと思います。
今回、節目を迎えたことにより、先輩教員の皆様の薫陶を受けて現場で活躍される皆様にお目にかかることができるのを楽しみにしております。それとともに、私も、その伝統に連なる研究・教育を続けていかねばならないと決意を新たにしております。