20周年記念メッセージ|伊藤修人様|東北大学 公共政策大学院
   東北大学公共政策    
 

伊藤修人(いとうしゅうと)様 15 期生

東北大学公共政策大学院(法学研究科公共法政策専攻)創設20周年を祝し、記念イベントの御盛会を夫婦共々お祈り申しあげます。

思い返せば、8年前の2月、不合格通知の数日後、補欠合格の通知が届いた日がすべての始まりでした。職場には受験の相談もしておらず、合格してからのことは何も考えていなかったため、総務課に報告に行ったときには係長に凄まじい剣幕で怒られたことを今でも覚えております。
当時は岩手県宮古市役所に勤めており、隔週に一度午後に休みを取り、新幹線で仙台へ通学しました。我ながら、無茶なことをしていたなと当時を振り返ると思います。
当時はオンラインと言う概念がなく、入学はしたもののワークショップには参加できませんでした。当時は前例がなく、オンライン参加では議論が深まらないとの理由でしたが、よもや翌年には、全世界でオンライン会議が当たり前になるとは当時は思いもよらず。それでもコモンルームでの同期との交流は研究のモチベーションでしたし、現在でもコモンルームに屯していたメンバーとは交流が続いています。
しかしながら、中々研究に時間が割けないことを総務課長に相談したところ「仕事に支障だすなら大学なんて辞めろ」と怒られ、売り言葉に買い言葉で「なら仕事辞めます。市長になって戻りますから覚悟しておいて下さい。」と啖呵を切って翌日辞表を書きました。
その後、議員秘書も経験しましたが、そちらもすぐクビになり、在学中に2度も転職したのは私だけかもしれません。

深見先生(環境省)のワークショップでは、SDGsについて学びました。SDGsの理念である「誰一人取り残さない」は私の座右の銘となっております。
その後、在学中に妻を捕まえました。ある意味、私が公共政策大学院で得た最も大きな成果だったのかもしれません。深見先生には「大学院は婚活パーティーじゃねえ」と怒られましたが笑

私は今、次なる挑戦に向け準備を進めております。
公共政策大学院で得た学びと縁とともに「誰一人取り残さない宮城・日本」を目指し、邁進してまいります。

伊藤修人

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