大熊一寛先生(2015年〜2017年 環境省より)
東海大学政治経済学部経済学科 教授
20周年に寄せて
公共政策大学院創設20周年おめでとうございます。
2015年から17年にお世話になった大熊です。環境政策を担当し、循環共生地域づくりをテーマにワークショップを行いました。学生の皆さんと一緒に会津、南三陸、最上さらには四国まで、各地を回って現場に学び、一緒に議論したことを、今でも鮮明に覚えています。学生の皆さんは成長し、各方面で活躍していることと思います。環境政策の仕事に当たってばったり再会した人もいたのは、とても嬉しい驚きでした。仙台での2年間は、私自身にとっても学びに満ちた、そして何よりとても楽しい機会でした。同僚の先生方をはじめ支えていただいた皆様に心から感謝しています。
私はその後転進し、現在、東海大学の政治経済学部で、本業として研究教育に取り組んでいるところです。実務出身ながら、国際学会・ジャーナル掲載など研究に精進しております。また教育では、現地調査やグループワークを取り入れてゼミを運営しており、東北大での経験が大きな財産になっています。公共政策大学院は、学生はもちろん、教員にとっても素晴らしい学びの場だったと改めて感じているところです。
東北大学公共政策大学院が今後ますます発展していくことを、心より祈念申し上げます。