東北大学公共政策    

ワークショップC 豪州調査記

ワークショップCでは経済安全保障に関しての研究を3名の教授と8人の学生で行っており、研究の一環としてオーストラリアにヒアリングに行ってまいりました。今回の豪州ヒアリングに際しまして、先生方や事務の方々など関係各所からご高配を賜り、実現に至りましたことはワークショップC一同この場をお借りして改めて御礼申し上げる次第です。
また、お忙しい中我々のヒアリングにご協力くださいました、ヒアリング先の豪州外務貿易省、ASPI、Michael Green氏、JETRO、日経新聞シドニー支社、在豪日本大使館の皆様のご厚意と、英語ヒアリングに関してご助力賜りましたM2のコーエンズさんにも厚く御礼申し上げます。

11月の9日から16日まで豪州に滞在した我々の旅程は実り多いものでありました。ヒアリング先はDFAT(外務貿易省)シンクタンクのASPI、シドニー大学、JETRO、在豪日本大使館などです。

旅程前半では、首都キャンベラで主に政府系の組織にヒアリングを行いました。しかし、なにぶん勝手のわからない異国での行動ではハプニングに見舞われがちです。野良カンガルーに遭遇したり、町中で野生のウサギを目撃したり、豪州の豊かな自然を実感しました。メンバーがパスポートを紛失し、普段はまさに泰然自若としている坪原先生が顔面蒼白になったり、宿に帰るバスを乗り間違え、一部メンバーと坪原先生が深夜のキャンベラ住宅街を徘徊し、近隣住民の皆さんに不審な目で見られるなどのハプニングに見舞われつつ、予定していたヒアリングをすべてこなすことができました。

DFAT(豪州外務貿易省)1日目集合写真

ASPI(豪州戦略政策研究所)集合写真

ASPIでのヒアリング風景

国会議事堂の上のテラスにて記念撮影を行う男性陣と石山先生

Prof.Shiro Armstrongさんとの懇親会

旅程後半のシドニーでは、日本と深い関係を持ち、現在シドニー大学にいらっしゃるMichael Green氏、JETRO、日経新聞などにヒアリングを行いました。シドニーへの道中でも全員の荷物が行方不明になりかけたり、ポケットWi-Fiをシドニーの鉄道の線路に落としたりするなどのハプニングに見舞われました。しかし、今回の豪州ヒアリングに際して自由時間の現地案内などをしてくださった石山先生のお力添えで自治体国際化協会の皆様とBBQで交流するなどのレクリエーションも行うことができ、現地で働かれている日本の方々からお話を伺うなど、非常に充実した経験を積むことができました。

シドニー大学Michael Green氏へのヒアリング風景

シドニー大学Michael Green氏との集合写真

JETROでのヒアリング風景

自治体国際化協会との交流会

日本大使館前において

DFATでの2日目のヒアリングに際しての集合写真

今回のヒアリングでは拙い英語での質問にかんしても親切かつ情熱的にお答えくださった豪州の関係各位ならびに現地の日本の諸機関の取り組みを実際に肌で感じ、政策提言へのモチベーションを大いに高めました。経済安全保障という裾野が広い分野で日本とは異なる産業構造の国の対応と我が国の対応を比較し、メンバー一人ひとりが自身の提言に向けてより経済安全保障関連政策への理解を一段と深める貴重な機会を賜りました。
この経験を踏まえ、12月の政策提言に向け、よりいっそう研究に精進して参ります。

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