東北大学公共政策    

ワークショップCがベトナム現地調査に行って来ました!

ワークショップC「資源循環・気候変動・自然共生に関わる国内外の動向と対策に関する研究~身近なプラスチックを例として」では、4月以来、地元仙台市において全国先駆的にスタートした製品プラスチックの一括回収・リサイクルの取組みを皮切りに、国内外の調査研究を精力的に進めています。7月中間報告発表会(本学websiteの動画他御参照下さい)以降も、国内・地域の調査だけではなく、ワークショップⅠのCのみで必修の海外現地調査についても、事前の勉強・準備を進め、先日ベトナムへ行って来ました。ベトナムは、ASEAN諸国の中で人口増加率・経済成長率も著しく、これらに伴う環境問題・対策や日本の協力関係でも注目され、また本年は丁度、日本との外交関係樹立50周年を迎え、8月には両国環境省の間で海洋ごみの管理等に関する協力の合意他もなされています。

訪問した首都ハノイ市内では、朝夕ラッシュ時に無数のバイク(子供乗せ2人、中には3人乗やマスク着用も)が曲芸の如く器用に行き交い走り回る様子や、市内道端各所に出されたごみから資源物を選別・収集し自転車で運搬する人達に驚き、活力と逞しさも感じました。

先ず、在ベトナム日本国大使館でベトナムの環境政策等について意見交換させて頂いた後、現地で廃棄物・環境対策の協力に携わる専門家の方々からもお話しを伺い、実情、動向等についても理解を深めました。

更に、プラスチック等の分別・リサイクルの現場を訪れ、ごみの中から選別・搬入された様々な資源物が更に手作業で種類毎に分別され、集積保管・搬出されている様子・現状も拝見し、日本との違い等も体感しました。

また、世界遺産に指定され、使い捨てプラスチック(ペットボトル等)持込禁止もされているハロン湾では、表示看板等の対策を確認する一方、港・艀、海上、島の海岸ではペットボトル他のプラスチックごみも散見され、風光明媚な自然を守る上でも国内外の訪問観光客含む1人1人の意識と行動の必要性・重要性を改めて実感しました。

詳しくは、12月中旬の最終報告発表会、最終報告書を御期待・御覧下さい!

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