東北大学公共政策    

ワークショップD活動報告・第一弾

2023年度のワークショップDは、教員3名とチューターであるM2の先輩1名のサポートの下、10名の学生が「福島原子力災害被災地の長期的復興・まちづくり研究」というテーマに取り組んでいます。

活動のスタートとして担当教員からの講義や文献購読によって大熊町と富岡町の震災時からの経緯と、現状の大まかな把握に努めました。しかし、被災地の現状に実感がまだまだわかない私たちは、これらを自分事化できるようになろう!という目的の下、4月25日に被災地の双葉のまちを実際に歩いてみました。

(講話の様子)

(ディスカッションの様子)

(まち歩きの様子)

当日は、(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構の交流促進部副部長・門脇涉様より同機構の取り組みについて、一般社団法人双葉郡地域観光研究協会の代表である山根辰洋様より同協会の取り組みについてそれぞれご説明をいただいた後、山根様のアテンドにより双葉の町を実際に歩きながら町の実際の様子を自分たちの目で確認しました。

 

消防団の車庫が大きく破損していた理由

駅前の家の壁面にだるまの絵が描かれていた背景

ものが散乱し雑草が生えきったままの家の中の光景

実際に歩いて見て聞いてみなければ考えも気づきもしなかったことを沢山経験できました。

(止まったままの時計と壊れた車庫のシャッター)

(壁面に描かれただるまの絵)

門脇様や山根様から貴重なお話をいただけたことが今後の私たちの活動の大事な基礎となることはもちろんですが、なによりたとえ風景であってもあくまで紙の上での説明でしかなく想像するしかなかった被災地の現状を、実際に自分の目で見ることができたのはとても大きいことで、各々のメンバーが最終報告に向けた重要なはじめの一歩を踏み出せたのではないかと感じています。

私たちの活動を理解し協力してくださる現地の方々や関係者の皆様、サポートしてくださる先輩・先生方、裏方で支えてくださる事務の方々など様々な人の支えがあってこそであることを忘れずに、今後も活動を進めて参ります。

(まち歩きでの集合写真)

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