本日はワークショップの最後を彩った、現地報告会の様子についてお伝えいたします。
私たちワークショップBでは、研究の報告と、数々のお力添えに対する御礼のため、2月末から3月上旬にかけて学校を飛び出し3か所で報告会を行いました。
最初に訪問したのは、東北大学公共政策大学院がパートナーシップ連携協定を締結している秋田県横手市です。私どもの研究発表を若手の職員の皆様方に聴いていただき、その後ご出席くださった市職員の方々からフィードバックや貴重なご意見をうかがうことができました。横手市は、秋田県の中でも豪雪地帯で、かまくら祭りが有名ですが、報告会後に「かまくら」を案内していただき、横手市への愛着が強まった時間になりました。

報告会後の安堵と疲れが入り混じった一コマ(2/13)

かまくらの見学
翌日は、山形県天童市を訪問しました。天童市には、ワークショップ活動の初期に訪問し、その後の研究活動におけるヒントを数多くいただいた場所であるとともに、我々の政策提言先の一つでもありました。ご臨席いただいた新関茂市長に報告書をお渡しした後、市長はじめ市の各部局の職員の方々を前に、提言内容を説明しました。私どもの発表後、政策提言ひとつひとつに対して、市職員の方々からフィードバックをいただき、市の子育て政策への強い想いを感じました。今後の天童市の政策展開に私どもの提言した内容が、少しでも役だってほしいと願うのみです。

天童市役所庁舎にて最終報告書を新関市長に進上(2/14)
最後を飾ったのは、仙台こども財団での報告でした。当日は湯浅誠理事長自らご出席くださり、理事長はじめ財団の方々に和やかな雰囲気で迎えていただきました。報告後は、理事長自らファシリテーターとして財団職員の方々との意見交流の場をリードくださり、提言に対する展望等についてうかがうことができました。財団職員の方々がこれまで担当なさった業務や仙台市の現状とも関連づけながらお話しくださり、非常に充実した時間となりました。

仙台こども財団にて、報告後の一コマ(2/28)
ワークショップ活動を通じて、中央省庁、地方自治体、研究機関や企業、NPOなど様々な社会のセクターの方から直接お話をうかがうことができ、そのおかげで充実したワークショップ活動を展開できたと思います。活動報告の最後に、これまで研究活動にご協力くださいましたすべての方々に、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。
そして、メンバーと3名の先生方の支えがあってのワークショップ活動でした。10人11足で歩んできた1年間に感謝を込めて、ワークショップ活動の結びとしたいと思います。1年間、どうもありがとうございました。