東北大学公共政策    

ワークショップD活動報告・第1弾 4月23日(火) 双葉町視察

2024年度のワークショップDは、教員3名とチューターであるM2の先輩方のサポートの下、8名の学生が「福島原子力災害被災地の長期的復興・まちづくり研究」というテーマに取り組んでいます。

本年度のワークショップ開講以降、これまで担当教員からの講義や文献購読によって福島県と南相馬市の震災時から現在までの施策と、現状の課題について大まかな理解に取り組んできました。そして、今回はその理解を基に、現地の方々の声を聞き、町の現状に触れるため、4月23日に被災地の双葉のまちを視察してきました。

当日は、(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構の交流促進部・植田誠様より同機構の取り組みとこれからの展望について、一般社団法人双葉郡地域観光研究協会の代表である山根辰洋様より、法人設立の経緯や観光産業の可能性や取り組み、展望をご説明いただきました。その後、山根様のアテンドにより双葉の町を実際に歩きながら町の実際の様子を肌で感じました。

「避難指示によって、みんなの『財産』が一瞬で失われた」という山根さんの言葉からは原発事故が与えた住民への影響への大きさを再確認しました。その上で、町の至る所で目にすることができる「壁画」からは、住民の方の町への思いや絆の強さを読み取ることができました。

今回の視察での植田様や山根様のお話、まち歩きは、今の被災地を「自分事」として捉え、何とかして貢献したいという思いをメンバー全員で共有する貴重な経験となりました。

7月の中間発表会や年度末の現地報告会に向けてスタートを切ることができたと思います。

私たちの活動にご理解いただき、協力してくださる現地の方々や関係者の皆様、サポートしてくださる先輩・先生方、事務の方々などに感謝し、今後も活動してまいります。

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