さわやかな快晴に恵まれた5月29日、新潟大学法学部様のご協力を得て、本大学院の「出張模擬授業&入試説明会in新潟大学」が開催されました。
まず、原田賢一郎教授が、「人口減少時代における地方都市行政の未来―東京圏への一極集中について考える」と題して、2025年度公共政策WSプロジェクトAでの取り組みを紹介されました。
また、度山徹教授は、2025年度公共政策WSプロジェクトCのテーマである「ジェンダー・ギャップ」について、地方都市行政はどのように認識し、対処すべきか、についてご講義くださいました。
どちらも、長い間、国も地方も、全力を注いでいる難問であり、ワークショップを通じて若者が真剣に考えるべきテーマです。
その共同作業の魅力とダイナミズムは、お二人の模擬授業によって、新潟大学の皆さんにも必ずや伝わってくれたものと思います。
今後、両プロジェクトの研究成果は、7月23日、24日に予定されている中間報告会で、発表されます。
オンライン配信も併用されますので、ご興味がある方は、ぜひお気軽にご視聴ください。ご視聴方法等は、後日、このウェブサイトに掲示されます。
ちなみに、新潟市出身の院長は、廃校を活用して新設された新潟市文書館での資料調査後、せっかくなので野鳥や植物の宝庫である福島潟を見学してきました。
かつて国営干拓事業で一部を農地化した福島潟は、現在は農林水産省が所管しており、周辺には豊かな田園風景が広がっています。そこには、新たな街おこしをめざして、海外輸出用の日本酒蔵を新設したカフェもありました。
希少な植物や、野鳥の越冬地である福島潟には、「水の駅」と題した自然と文化の情報発信施設もあり、生物多様性の保持に向けてさまざまな取り組みがなされています。
今年のWSでは、地域資源を活用した魅力ある農山漁村づくりを探求するプロジェクトBと、再生可能エネルギーや自然との共生を通じた豊かな地域づくりを考えるプロジェクトDも、それぞれチームでの調査に励んでいます。東北ならではのテーマで、各学生と教員がともに現場を走り回っています!