東北大学公共政策    

2025 WSC 活動報告 第一弾

2025年度のワークショップCでは「ジェンダー・ギャップに挑む」をテーマに、現地調査や政策提言に取り組む予定です。教員3名と修士2年のチューターのサポートのもと、学生7名が活動を進めていきます。

4月22日には、仙台市男女共同参画推進センター(エル・ソーラ仙台)を訪問し、水野紀子理事長および職員の方々から、ジェンダー・ギャップの現状や施設の取組みについてお話を伺いました。水野理事長からは、ジェンダーをめぐる社会の変遷や現代に至る課題についてご説明いただき、多くの気づきを得ることができました。

あわせてグループワーク形式で、私たちが日常生活の中で感じている違和感が、ジェンダー・ギャップとどのように結びついているのか意見を交わしました。参加者同士で経験を共有しながら、ジェンダー・ギャップに関する課題の背景を考察する貴重な機会となりました。


(グループワークの様子)


(最後に全員で記念撮影)

その後、5月に入って、文献調査を進めるとともに、政府や地方自治体が現在実施している政策についても調査を行いました。

各文献に加え、男女共同参画白書やGlobal Gender Gap Index(GGGI)レポートなどのデータも参照しながら、課題について考え、話し合ってきました。その結果、男女間の賃金格差や議員比率といった課題を認識するとともに、これらのジェンダー・ギャップが社会規範の影響を強く受けていることも理解しました。

6月3日には、厚生労働省で女性活躍推進施策などに従事され、現在は慶應義塾大学総合政策学部で労働政策を教えておられる高橋裕子先生から政策の現状について説明を伺うとともに、これまでの政策調査で私たちが疑問に感じていた点についてもとてもわかりやすく、かつエネルギッシュにお答えいただきました。


(オンラインでのヒアリングの様子)

6月後半には、教室を飛び出してヒアリングを実施することも計画しています。「ジェンダー・ギャップに挑む」私たちのこれからの歩みにご期待ください。

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