東北大学公共政策    

院長の社会科見学日誌 その2

前回は、主に春休み中の東京体験をご紹介しましたが、今回は、主にこの夏学期中に、全国各地を訪れた経験についてご報告します。

今年6月25日には、原田賢一郎教授とご一緒に、新潟市議会を表敬訪問してきました。本大学院修了生の米野泰加議員のご紹介で、本会議場などをご案内いただいたのち、小野清一郎議長と懇談させていただく機会を頂戴しました。米野議員からは、本大学院での学びがその後のキャリアにいかに活きているか、具体的かつ実践的にお話を伺うことができました。

8月4日には、仙台市内で開催された東北活性化研究センター主催のシンポジウム「東北圏で働き、暮らし、輝き続ける未来へ〜女性が選ぶ企業と地域とは〜」に、教員や学生で出席してきました。前年度の公共政策ワークショップでも、アンコンシャス・バイアスやジェンダー・ギャップといった内容が扱われましたが、最新の意識調査に基づくデータ分析や各界のリーダーの体験談など、とても多くの示唆を得ることができました。

また、とてつもなく暑い日でしたが、愛知県大府市の国立長寿医療研究センター研究所を訪問する機会にも恵まれました。東北大学の修了生でいらっしゃる新飯田俊平先生に、認知症克服に向けた臨床研究のために、ヒト由来生物材料(試料)や付属情報を収集、保管、分譲する「バイオバンク」事業の現場を、懇切にご紹介いただきました。(この5月末に、愛知県半田市の出版社から、本を一冊刊行してもらったので、そのお礼参りとあわせての訪問でした。)

8月5日夕方には、WSAの有志と山形市の「花笠祭り」を見学したのち、翌8月6日から、休暇がてら福岡に飛んで、公益財団法人九州経済調査協会を訪問しました。九州・沖縄・山口の地域経済産業に関する総合的な調査研究と政策立案を行っている同協会は、今年創立80周年を迎えており、その所蔵資料の調査などで数年間お世話になっています。同協会が刊行されている『九州経済白書』2026年版のタイトルは、「食・農の未来〜食の安定供給に向けた農業の基盤強化」。その他にも、我々が東北地方の未来を考える上で、とても参考になる調査レポートを数多く発刊されています。前年度のWSAも、福岡調査の時に、ヒアリングでご協力いただきました。街中にある図書館「BIZCOLI」にお伺いするたびに、そのオシャレな雰囲気と活気あるご様子に、大きな刺激を受けられます(https://www.bizcoli.jp

今年の夏は、九州を二度訪問する機会があり、8月24日から26日まで、WSAの宮崎市調査に同行してきました。その成果については、後日、WSAの皆さんから、詳しくご報告があるはずです。この夏休み期間を使って、どのWSも、遠方へ充実した調査に赴いています。それらの成果を目一杯かかえて、秋以降、さらに調査分析を進めていってほしいと願っています。

   

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